WinFast PxVC1100 を購入してみた。


何やらイイこと尽くめなコトを謳ってる【SpursEngine】を搭載してるという、【WinFast PxVC1100】を購入してみました。







SpursEngineでの出力・超解像出力が可能ということなので、TMGPEnc 4.0XP用のPluginも購入。



で、ソースまま・AviUtl(複数のプラグイン使用)・TMPGEnc(SpursEngine・超解像出力)で比べてみました。


左から順に、<元ソース> <AviUtl (各種プラグイン使用)> <TMPGEnc4.0XP (SpursEngine・超解像出力)>となります。




三分割では判り難いかも知れないので。



元ソース



AviUtl (各種プラグイン使用)



TMPGEnc4.0XP (SpursEngine・超解像出力)



見ての通り、<元ソース>と<SpursEngine・超解像出力>に極々僅かな差しか見受けられません。

ググッてみると、SpursEngine自体、アニメには向いていないという情報が少なからず有りました。
とは言え、ここまで差が無さ過ぎるのもどうかと。。。
また、超解像が【1920x1080】の解像度出力でしか使用できないのは痛すぎです。
(フルHD出力を掲載用に縮小したから差が無くなった…ということではなさそうです。)


AviUtlが、一番キレイに仕上がってますが、画がタイル状に見えるシーンも有りました。
ブロックノイズと比べればキレイっぽく見えるとは思いますが、好みで分かれるかも知れません。


SpursEngineでmp4出力した際、実写ソースだと広い範囲でモザイクノイズが発生しました。
ヒドい場合だとライブ映像で3曲分、丸々ノイズまみれというケースも…。
超解像出力をオンにしても同じ現象が発生しました。



魅力といえば、CPU+GPU(CUDA)エンコードと比べても早いエンコード速度くらい(非超解像出力)。
せめて出力フォーマットに限定されること無く、SpursEngineが使用できるようになれば違うかも知れませんが。。。


(2010/02/02 追記)


PCパーツの変更でCPUを Q9550 → i7 860 へ変更、グラフィックボードを 9800GT → GTX 275 へ変更。
SpursEngine出力(非超解像出力)だとエンコードに掛かる時間はQ9550搭載時と比べると10〜15%ほど短縮。
+CUDAだと更に15%ほど短縮。


ただし、ノイズは以前の環境と同じように発生します。



私個人の意見としては、搭載・使用しても無駄に電力を消費するだけだと思うので、エンコード用に購入を考えている方にはオススメできません。